L'Ecume des Jours
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TITLE : 小林研一郎とオーケストラへ行こう

小林研一郎とオーケストラへ行こう
本日は日本フィルハーモニー交響楽団を
率いてのマエストロのコンサートでした。
ピアノの仲道郁代さんが す ば ら し か っ た で す 。
音色がキラキラしていました。
音楽を言葉で表すのって難しい。
陳腐です。
聴いて。
チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりポロネーズ
グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調作品16
シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43
アンコールはハンガリー舞曲!!
コバケン指揮のハンガリー舞曲!
大好き。うれしい〜。
今回は開場と同時にロビーでウェルカムコンサートが開かれていたり
(若い感じの方達。ティンパニの首席奏者の方が腕組みして
それを観ていらして、むしろそれを見てドキドキしました)
シベリウスの演奏の前にはマイクでマエストロ自らが
1〜4楽章の聴きどころを日本フィルに実際に演奏してもらいながら
「農民の歌声です」「木々をかける冷たい風をバイオリンが…」
「氷がぶつかる音をコントラバスからチェロの音色が重なって…」
と解説してくれる大サービスっぷり。第二部の始め10分間くらい。
こんなこと初めてで、びっくりしました。客席に子供が何人かいたけど
そんな若い頃に、こんな素晴らしい経験をしてよかったね!と、思う。
素敵な時間でした。
贅沢な解説を聞いた後で始まった演奏ですが、
そうかあ、そういう聴き方も楽しみとしてあるのね、と思うものの
実際に楽曲が流れ出すとあっという間に音楽に身を任せて意識する間もなく
瞬間瞬間に聴こえてくる音の心地良さで、楽しい場所へ連れて行かれます。
音楽は歌であり歌は言葉であり言葉は人の身の内から溢れるものです。
という、マエストロの言葉が印象的でした。
ううううううううんんんん。
楽しいなあ、小林研一郎のコンサートは!
皆もっと聴きに行けば良いのに〜〜〜。
小林研一郎とオーケストラへ行こう。
オーケストラの音の素晴らしさ。
オーケストラの音が大好きです。
コンサートマスターがピアノの鍵盤に指をおいた瞬間に
皆がそれに合わせてチューニングしていくだけで、目に見えなくても
音が重なって立体になって響いてくる、音符の奔流の心地良さ。
層になって時間差でやってくる心地良さ、というものに、反応してしまいます。
むしろ、いつも敏感でいたいと思う。それは私がしている料理やお菓子に限らず、
私たちが楽しいと感じることの全てに繋がることだからです。断言☆
料理もお菓子も、それぞれに異なる素材を合わせて、
ひとつひとつはシンプルな部分と部分とを、バランスを調えながら
重ねて、重ねて、重ねて、複雑にして、整然と、立体的に作ったものを
一瞬で口に含むことで、さまざまな食感のコントラストや響きや
ほんの僅かな時間差で立ちのぼる香り、と言った情報を味わえます。
でも後に形は残らない。
複雑な情報量の上に成り立つ一瞬。
それはなんにでも通じることで、とりあえず私はそれを楽しむことが、
そういう楽しみ方がとても好きなので、他の人にも伝えたいと思います。
音楽や料理というのは、特に即興的な面が強いジャンルではあるけれど、
複雑なものが楽しくて面白くて美しくて美味しいのは、
情報量の多さ、刺激の多さが、心地良くて楽しいから。
ただ楽しい、ではなくて、こういう構造のものを自分が好む、
と分析するのは、ひとつの楽しみ方を知るという意味で
自分を限定しているかもしれませんが、楽しみ方にひとつ気づいたのなら、
他の楽しみ方にも気づくことが出来るだろう、という可能性でもあるのです。
弓田亨先生のお菓子から、私はそれを学びました。
楽しみ方をひとつ知ったなら。
応用していくうちに、次の、他の見方にも気がつきます。
食べ物で気づくこともあれば音楽で知ることもあるし、
絵画や映像や建築で知ることもたくさんあるでしょう。
複眼的に見ることが出来れば自分の中の情報量が増えることで、
楽しむことも、手に入ることも、なんでもたくさんあるのです。
まああ!すてき!と、コンサートのあとはいつもそう思うのでした。
音楽は素晴らしいです。いつまでも楽しい。何年経っても。
いつでもきらきらした音楽の瞬間が自分の中に響きます。
私もそんな仕事をしたいと思う。
11日の熊本の仕事で、コーディネイタの方から、
この辺りは新しい情報というのは、なかなか手に入らないから、
あなたの作ったチョコレートを食べた子供たちにとって、
今日まで、チョコレートというものはパキッとした食感の
かたい板チョコやアーモンドチョコだけだったと思う。
あの子たちに新しい文化を持って来てくれて、ありがとう
と、言われました。気恥ずかしいのとうれしいのとで
もじもじしつつ、やっぱりうれしくて、泣きそうでした。
音楽も料理もお菓子も、形に残らなくても、人の心に残って行きます。
自分が出来ることで、目に見えない形でも、人の役に立てるのは、
口にするのは気恥ずかしいけど、やっぱりとてもうれしいです。
同級生の一人に、子供の頃、皮膚科の先生が自分のアトピーを
治してくれたから、私も皮膚科のお医者さんになる。
あの先生みたいになる、と言ってドクタになった子がいます。
私のレシピのチョコレートを食べた人たちの中にも、家に帰って作って、
もしかしたら将来パティシエやショコラティエになってしまう人だって、
いるかもしれない。なんて、そんなことも考えちゃう。
人の心に残る、というのは、その人のなにかを決定づける、
小さくてもきっかけになる、そういうことなんだろうと思う。
なので、きちんと、丁寧に、大切に、温かく作って、
美味しいのはもちろん、楽しいことがたくさんたくさんあるんですよ〜、
ということを、私はもっと伝えられるようにしよう。
レシピを作って手を動かして美味しく作ろう。
楽しいことを知ろうとする積み重ねが、
また次の、大きな楽しいに繋がるのだと信じます。
簡単に言えば、それは「希望」の形のひとつなんだと思う。
大げさかしら〜。でもそう思っちゃうのよ。
どうでしょう。
そんなことを話しつつ。
帰り道にいつも賢い面白いことを教えてくれるA山さんから12音階が数学で解ける構造を聴きながらテクテク歩きました。何度聞いても私にはさっぱり理解できないあるジャンルにおけるカリスマスタア☆なA山さんは私がどんなにアタマの弱いことを言ってもいつも穏やかに聴いてくれて、明晰なことを静かに優しく教えてくれる人です。いい人です。友だちになれて本当にうれしい、といつも思うとても大事な友達。今日もすごく面白かったです。もっとずっと聞きたい。調和率と平均率。音階がひとつ上がれば音の違いは1,1倍。1オクターブ音の範囲が違えば周波数は2倍。ドから次のドは2倍、その次のドは4倍、その次は8倍。明晰な数字の話は音楽に似ています。聴いていて心地良いのはロジックが繋がるからでしょう。パズルがぴしっとはまるような、もつれた糸がほどけるような、秘密が解けてクリアになる、そんな快感です。賢い〜。どうしてそんなに賢いの〜。憧れる〜。A山さんの脳はきっと灰色ですよ。ポアロ(…葱?)。
数学で解けないものはないんだよ〜。きれいなものは全部数学で出来てるの、と、言ってはばからない私ですが、先日、片山先生から「ちがーう。美しいものが数学で出来ている訳ではなくて、美しいものに対して僕たちが数学という概念を当てはめて理解しようとしているの。数学が先にある訳ではないから、それを勘違いしちゃだめだよ」と言われて、ああ、先生、それも明晰です。先生の話し方も音楽のようにきれいです。言葉の並べ方が詩のように美しいんだと思う。先生って呼ぶと「君の先生じゃない」て、怒られちゃうんだけど。呼んじゃう。てへ☆
ところで日本フィル。
ティンパニ奏者の方がどうしても真澄ちゃんを
思い出してしまう容姿だったのが気になりますが
あの人は…もしかして…モデル…なの…?
長い夜中の日記でした☆

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COMMENT
オーケストラ、良いよー。
迫力が違います。
ぜひぜひ聴いて☆
チャイコフスキーとラフマニノフも
難しくてカミカミです…
迫力が違います。
ぜひぜひ聴いて☆
チャイコフスキーとラフマニノフも
難しくてカミカミです…
この日記を子犬が毛布を噛み噛みするように読んでいます。
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ちゃんとしたのを聴いたことないです。
そういえば。
ところで、
チャイコフスキーって言うとき舌がまわりません。